若者の旅行が減っています。
今回は、この若者の旅行動向や意識の変化から、採用活動のヒントを掘り起こしてみたいと思います。
若者の旅行が減っている!
観光庁の統計(若者のアウトバウンド活性化に関する最終とりまとめ)では、日本を出国した年代別の推移が示されています。
平成8年、20代の出国数が463万人だったのに対し、平成28年には282万人に減少しています。
株式会社クロス・マーケティングの、15~29歳、全国約7,000人を対象にしたインターネット調査
(若者の海外旅行に関する調査:2017年)によると、直近3年間に海外旅行をした人は、23%に留まっています。
旅行者の減少は少子化の影響も否めません。
費用や準備の負担や治安リスクなどは、従来から旅行しない人の理由にあがっていたことです。
ただ、近年の若者が旅行をしなくなった理由はそれだけではありません。
そもそも旅行に対する関心が薄れ、旅行をしない理由として「興味がない」という若者も増えてきているようなのです。
旅行自体は手軽に!旅行の中身の変革
現在は、飛行機や宿泊の予約は驚くほど簡単になり、価格競争の激化から価格も下がっています。
外国人と接する機会も格段に増えています。
普通に考えれば、経済的余裕のない若者も海外旅行のハードルはずいぶんと下がっているはずです。
現代の若者はモノを消費しなくなったと言われますが、なぜコト消費の代表である「旅行」に行かないのでしょうか?
以前は、海外旅行といえばガイドブックなどからの情報収集が主流で、インターネットで手に入る情報も限られていました。
そのため「実際に現地に行ってみなければわからない」ことに溢れていて、とても特別感のあるものでした。
手間暇や苦労話を含めて、旅行後も、貴重な体験として残っていたのではないでしょうか。
しかし、Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSを使いこなすようになった現代の若者は、
溢れる情報に触れて「行った気になる」=「体験、経験したつもりになる」のかもしれません。
共感への志向も高いため、いいね!がつきやすいのも特徴です。
旅行の動向に見る画像や動画の威力は採用活動でも同様
この若者の傾向を採用に上手く使えないか?
「この会社知ってる」や「親近感がある」の状態にある若者のほうが採用確度は高くなるはずです。
「見たことある」「知っている」「親近感が沸く」という感情を抱かせるには、
体験型または共感型のコンテンツを活用するのが有効だと考えます。
オフィス内を仮想体験できたり、会社や働く人への共感を促したりする映像コンテンツは、
現在の若者への訴求ツールとしてピッタリなのです。
まとめ
若者の旅行の動向変化から、自社情報の動画配信の有効性を考えてみました。
有効な情報を、身近なツールを介し、簡単に把握できれば若者の注目度を集められるのではないでしょうか。
また、映像コンテンツなどは、SNSでの拡散に適しているという点も見逃せないポイントだと思います。
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