人材確保の難易度が高まる昨今、地方人材も視野に入れる企業が増えています。
働き方の多様化やテクノロジーの発展の後押しにより、
「遠距離」のデメリットや懸念要素を払拭できる環境が整い始めているようです。
地方にいる優秀人材&地方で暮らしたい優秀人材
人手不足に売り手市場と、人材確保が難しい状況は今後も続いていく見通しです。
入社候補となる求職者の応募さえ十分に集められないと悩んでいる企業も少なくありません。
各地域の労働人口も減少傾向。近隣に居住する求職者だけで
必要なマンパワーを満たすことはますます難しくなると考えられます。
狭い範囲で探し続けても、苦しい採用状況から抜けられないものかもしれません。
企業のビジネススタイルや労働者の価値観は多様化し、
地方での生活を希望する都市部出身者もいます。地方の優秀な人材にとっても、
居住地と勤務地の隔たりが応募のハードルを上げることは明らかです。
「遠距離」という理由で応募や入社を断念されてしまうのは、
現代企業にとってはもったいないことではないでしょうか。
このような状況の打開に向けて、
地方人材も視野に入れる採用活動の体制を整える企業が増えています。
気になるコスト!説明会や面接はWEB経由で解決
遠方の求職者を対象とした場合、物理的な移動が必要になれば、
採用企業と求職者双方の時間と体力(労力)、経費が嵩みます。
現在は、説明会やインターンシップ、複数の面接など、直接接点を持つ機会も増え、
その都度の移動となれば費用の問題だけでなくお互いのスケジュールを合わせるのも一苦労です。
しかし、これらの工程をWEBでの実施に切り替えることで、
お互いの負荷を低減できるようになりました。
いつでもどこでも対応が可能となれば、応募のハードルもグッと下がるでしょう。
誰もが簡単に操作でき、スマホでの活用も可能な専用のクラウドツールも続々と登場しています。
WEB上での説明会や面接であれば、常にパソコンやスマホの画面がセットになるため、
資料や画像、映像も使えるようになります。印象に残り、理解度を高めるやり取りができるのです。
実施と同時に配信できますし、終了後の、入念な見直しや確認にも役立ててもらえます。
地方人材の場合、応募できる企業候補数が少ない可能性が高く、
選考中や内定時の辞退の確率が低くなるという見解もあるようです。
費用もかからず、スケジュール調整もしやすいため、接点の頻度も高められます。
十分に相互理解を深めた上での内定/入社となる可能性が高くなり、ミスマッチの確率も下がるでしょう。
組織の多様化を図る上でも有効のようです。
WEBでの説明会や面接を取り入れたことで、地方人材の応募が増え、
特定の地域の人材に偏らない組織づくりを実現している企業もあります。
テレワークによる遠隔業務の実現
企業にテレワークが導入されていれば、地方や海外の人材も
各々の生活環境を維持しながら働くことができます。
物理的距離を気にすることなく、企業選択の候補にできるのです。
既存社員も働く場所の選択肢が広がれば離職の可能性も低くなるでしょう。
遠隔でもシームレスに業務を進められる環境を整えることが、
優秀な人材を逃さないための有効策になると考えます。
遠方の人材を採用の視野に入れることは、
企業にとっても、人材にとっても、メリットの多い人材確保の方法の一つです。
オンライン環境を整備し、WEB媒体をうまく活用しながら、
対象枠の拡大を図られてみてはいかがでしょうか。